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四十九日のご会食  [お店]

 去る11月に鶴生館の社長のお母様が亡くなられ、四十九日のご会食をお店の二階で行いました。今日はその時のお料理をご紹介します。

 こちらは供養膳。四十九日のご会食には必ず故人の遺影の前に供養善が添えられますが、社長のお母様にはお孫さんが作られたお料理が並びました。どれも故人が生前よろこんで食べられていたものです。

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 四十九日の会食にはお清めのお酒が付きものです。鶴生館では仕出しでもこのように献杯用のお酒をご用意しています。

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 こちらはお客様のお料理。先付けがお盆に並んでいるところです。

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 先付けの三点です。器はリバーシブルになっているんです。よーく見てみてください。

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 鶴生館自慢の青梅の甘露煮ですが、美味しいお料理に関しては「これもお店で作ってるの?」というコメントを頂くこともしばしば。喜ぶべきやら、悲しむべきやら。でもこの日は一人で3つも食べられる方もいて、間違いなく美味しいお料理にはなっているのだと思います。

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 ゴロゴロ具だくさんの手作り山海漬けです。数の子と数の子と数の子が見えますね。

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 鮪の角も鶴生館の自家製です。生姜と実山椒を添えて香りと歯ごたえを。

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 こちらは寒鰤の照り焼きの集合写真。個人的にはお料理の集合写真が結構好きです。単品にはない豊かで華やかな気分にさせてくれます。

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 こちらは寒鰤の照り焼きの単品撮り。身が厚くて美味しそう…。付け合わせは伊勢原の和菓子屋さん、新店さんの小倉入り羊羹です。

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 なんだかかわいらしいパターンですが、

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 お野菜の炊き合わせの器です。

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 炊き合わせは温かいお料理として頂けるように器ごと蒸したものをお出ししました。

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 箱に何かが詰まっていますが、これは保温用のコンテナに茶碗蒸しが収まっているところです。茶碗蒸しはお客様のいらっしゃるころ合いを見計らって蒸しています。

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 型は量産品とは言え、染めは職人の手仕事なので器ごとに一つ一つ表情が違います。

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 会席用のかわいい器ですが具はしっかり納めるのが鶴生館の流儀。戻し椎茸、筍、茹で銀杏、醤油で下味をつけたむき海老、三つ葉、香り付けの柚子。玉子液も鶴生館の自家製です。

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 酢の物は酒蒸ししたアン肝と真鱈の白子のポン酢和えです。鶴生館の季節の名物ですね。

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 なにも言わなくてもこの白子が鮮度を物語ってくれます。

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 お造りは三点。鮪の赤がきれいですね。マトウダイの白、透けるような寒鰤を背にひときわ映えます。奥は鰹になります。

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 と、お料理がここまで並んだ様子。テーブルマット法事用の絵柄です。

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 鶴生館は基本的に寿司会席です。しめにはにぎり寿司が供されます。穴子も鶴生館で煮ているんですよ。

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 鶴生館の場合最後の椀物をおそばでお出ししています。今日は初めて山芋を使ってとろろそばにしてみましたが、お客様には大変ご好評頂けたようです。

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 引き物には鶴生館らしく特製の厚焼き玉子をお付けしました。鶴生館らしいおもてなしができたのではないかと思います。

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 お客様にお料理を喜んで頂けて何よりでしたが、その様子を見て、故人が満足してくれていることを願ってやみません。

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