瓢箪にお刺身

　仕出しの松花堂弁当にお入れするお造りです。
　並べるとかわいいですよね。
　器が瓢箪の形になっているんです。


松花堂弁当用のお造り posted by (C)鶴生館

　この瓢箪の器、見た目にかわいいだけではありません。
　実はこれで考え抜かれたデザインなのです。
　器の内側の柄をよく見てください。
　左と右でもみじの葉の色が違いますよね？
　左の緑色のもみじには桜の花も添えられています。
　そう、この器はリバーシブルなのです。
　時期によって器の向きを変えて置けば通年使用できるのです。
　すばらしい。
　職人の技というより、心遣いからのデザインと言うべきなのでしょうね。

　お刺身は左から、鰤、石鯛、平目、鮪。
　盛りすぎですね。


4品8点 posted by (C)鶴生館

　お刺身を盛りすぎてはみ出すの図。
　松花堂スタイルのお弁当箱に収まる器なのでもともと小ぶりではあるのですが、
　ゆえにどんどん上に盛って行きます。
　鶴生館の場合、おせちなんかもそうなのですが、
　なぜかフタの存在を完全に無視した盛りつけをするようです。


盛り系元祖 posted by (C)鶴生館

　このお造りがお弁当に収まった様子は次の機会に。

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