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それぞれの無事を祝う会食 [お店]

本日の先付は日本酒好きのお客様にぴったりのお料理が揃いました。

イカと貝の前菜
イカと貝の前菜 posted by (C)鶴生館

貝の左右をいかが占める構図になっています。

素材の味を満喫する
素材の味を満喫する posted by (C)鶴生館


こちらは姫サザエの壺焼き。
相模湾で捕れるサザエの赤ちゃんを鶴生館の割醤油で香ばしく壺焼きにしました。

姫サザエの壺焼き
姫サザエの壺焼き posted by (C)鶴生館

これからが旬のホタルイカも相模湾で捕れたものです。
ホタルイカは深海に棲む生き物ですが、産卵のために海面まで集団で移動してきたところを捕えるわけですね。

ワレワレハ…
ワレワレハ… posted by (C)鶴生館

鶴生館の自家製珍味、いかの塩辛です。
このテリにワタの濃厚さがうかがえますね。

テリテリ イカの塩辛
テリテリ イカの塩辛 posted by (C)鶴生館

今日の焼き物は春の者同士を合わせた季節の香りいっぱいの一皿です。

春の者同士
春の者同士 posted by (C)鶴生館

青梅には桜を模した器を使っています。
実は、この器はどういうわけかかなり割ってしまって、大勢さまの時には使えないレアものです。

鰆に梅
鰆に梅 posted by (C)鶴生館

今日の焼き物は鰆の幽庵焼きです。
付け合せの青梅の甘露煮にはわさびをほんの少し添えて、また一ひねりある風味を楽しんでいただけます。

鰆の幽庵焼きと青梅の甘露煮
鰆の幽庵焼きと青梅の甘露煮 posted by (C)鶴生館

どうでしょう、このお造りのどっさり感。
今日も地ものの旬の味がたっぷり楽しめます。

お造りと供皿
お造りと供皿 posted by (C)鶴生館

厚く切られた中央上の鮪と、その下の金目鯛。
金目鯛の左右は、石鯛とマトウダイです。

厚い
厚い posted by (C)鶴生館

お造りの器と同じ形をしたミニチュアは共皿です。

ミニチュア
ミニチュア posted by (C)鶴生館

寒い時期、テーブルに置いた途端みんなの手が伸びてくるお料理です。

蒸し物
蒸し物 posted by (C)鶴生館

温かいうちが三つ葉や柚子の香りがよく立つので、早く召し上がっていただけるのは何よりです。

ミニ茶碗蒸し
ミニ茶碗蒸し posted by (C)鶴生館

今日は天ぷらには珍しい器を使っています。
車輪のような蓮が目を引きますね。

車輪のある天ぷら
車輪のある天ぷら posted by (C)鶴生館

シーズンも最後になりますが、鰙を3尾使っています。また来年の味ですね。
お野菜は蓮とさつま芋と獅子唐の3品です。

鰙の天ぷら
鰙の天ぷら posted by (C)鶴生館

最近めっきり定番と化したと山かけそば。
これだとみなさんおつゆまで全部召し上がっていくから不思議。

山かけそば
山かけそば posted by (C)鶴生館

山かけのとろろも、すったお芋を鶴生館の作った出汁で割って作ったお店の味です。

おつゆも飲んじゃう
おつゆも飲んじゃう posted by (C)鶴生館

実はこの日は地震の翌日で、予約の注文にもキャンセルの出る中、
お店での会食をご予定して頂いていた今回のお客様は、予定通り
5名様全員がお集まりになりました。
状況が状況ですので、前日にお店から確認のお電話を差し上げて、
当初は2人だけお見えになるとのことでしたが、その後時間を追うごとに
1人増え、2人増えて、みんなが集まるならと最後のお一人が決心されたかは
不明ですが、結局もとの5名様に戻るという経緯をたどりました。
当日集まられた皆さんは、互いに元気な顔を見られて安心しているという
感じがはたから見ていても良く分かりました。
このお客様は1か月後にもご予約をいただいており、帰り際、
「生きてたらまた次回!」
などと挨拶を交わされていましたが、だからこそ多少の不安は押してでも
集まることにしたのだろうなと思いました。

震災後の不穏な情勢に世間が殺伐とする中、お客様が和やかに語り合う様子に、
鶴生館がみなさんの安堵の場所になっていることを実感して、おもてなしをする
立場でありながら、とても心温まる気持ちになりました。

自慢の料理だけでなく、みなさんがそれを囲んで和やかに語り合えるという
そんな雰囲気も含めて、今後ともお客様に提供できるように心がけていきたいと
改めて感じる、そんなお仕事でした。


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