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メインは天丼でおまかせコース [お店]

 今日は1年ぶりくらいで来店されたお得意様へのお料理を紹介します。いつもお料理はおまかせ頂いて、お客様のお好みに合わせてご用意しています。

 先付けはこの時期鶴生館の看板料理となるアン肝の酒蒸しと真鱈の白子のポン酢和えです。

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 次に八寸、というには寸足らずですが、載ってる内容は八寸ですね。久しぶりということもあって、いろいろ盛ってしまいました。

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 器の中を覗いただけで季節が分かりますね。

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 その頃厨房では、

 シンメトリーの神秘に感心しきりでした。

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 頭だけスタンバイ。お腹は今調理中です。

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 その頃お客様には、

 鶴生館自慢の蒸し物が供されていました。

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 蓋をあけると湯気に乗って柚子の香りがふわっと飛び出す茶碗蒸しです。
 中には醤油で下味をつけたむき海老、百合根、茹でた銀杏、もどし椎茸、筍と三つ葉が入っており、蒸し上がりに香り付けの柚子をあしらっています。玉子液も鶴生館の自家製という自慢の一品です。

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 そして本日のプリモピアット、伊勢海老の活き造りです。

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 この伊勢海老は小ぶりだと思っていましたが、実際おろしてみると結構身があり、苦労してソデイカを食べさせ続けた甲斐があったと思いました。
 身には金粉をあしらい、薬味には花穂(ハナホ)と紫芽(ムラメ)をお付けしました。
 白地の器に伊勢海老の紅と金粉の鮮烈なコントラストを薬味の渋い色合いが抑えるといったところでしょうか。

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 立派な活造りになって君も満足かね。

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 つい見とれてしまう綺麗な海老反りです。
 この子はこの写真を撮るまでずっともぞもぞしていて、お客さまにも喜んで頂けたようです。素材の生きた様子を伺いながらいただく。活造りの醍醐味ですね。

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 満を持して、本日のセコンドピアットの登場です。

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 蓋を開ければ「うっ」と唸るほどの天ぷらの小山。いつもこの天丼をきれいに食べきれる人がいるのだろうかと不思議でしょうがないですが、もちろん今日のお客様はきれいに食べて行かれました。
 
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 お吸い物の具は、生わかめに、しめじ、筍、三つ葉、片栗をまぶした真鯛の切り身に香り付けの柚子が入っています。

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 香の物は鶴生館のおかみさんの手作りで、蕪と胡瓜のぬか漬けです。

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 最後の椀物は活造りでお出しした伊勢海老の御みそ汁です。こうすれば頭の中の味噌や、殻に付いた身などはもちろん、脚肉も綺麗に食べることができます。
 おそらく、私たちが見直さなければいけないのは近頃で言うエコではなく、先人の知恵でしょうね。

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 おまかせではメニューにないお料理もありますが、天丼は出前でも扱っています。鶴生館の小山になった天丼に挑戦してみたくなったらお気軽にお電話下さい。
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