素材 トマト

　りっぱな形のトマトです。「ザ・トマト」という商品名のトマトです。
　不自然に全体が真っ赤っかなトマトがはやりの今となっては、緑のグラデーションが新鮮に見えるのではないでしょうか。



　きれいなつやと形のトマトです。美しいトマトはヘタさえもきれいで感心しますね。
　野趣を感じさせるうっすらとした緑色から連想させる通り、程よい酸味と硬さがあって、昔ながらの品のいいトマトの味がします。



　トマトはもともと酸味のあるお野菜で、それが特徴として料理にも活かされていると思うので、甘みばかりに関心が行く様子はちょっと不思議です。私は個人的には少し青味のさしたトマトの方が味も見た目も好きですね。



　「フライド・グリーン・トマト」という映画をご存じですか？もう相当古い作品で、言うほど青いトマトもストーリーとは関係ないんですが、青いトマトの楽しみ方がとっても印象に残りました。
　お料理は素材の長所と短所を理解していればこそ楽しみ方も増え奥の深い世界だと思います。もっと素材のありのままを楽しめればいいなと思いますね。

　鶴生館で使うお野菜は主に小田原の八百屋「八百忠」さんから取り寄せています。鶴生館こだわりのお野菜、ぜひお試しください。

タグ：素材 トマト 青い 「フライド・グリーン・トマト」 映画 野菜 「ザ・トマト」 八百忠 小田原